舞い降りた天使と悪魔
あまりにも親しく接している、阿久摩夾の姿があった。
「‥‥‥‥‥‥」
天使くんは無言で席に座る。
「おっ、悠黎、おはよう!」
気付いた阿久摩夾は、天使くんに挨拶をしかけた。
天使くんはちょっと困りながら、会釈で返した。
「えーっ!?夾くんと悠黎くんって、知り合いなのーっ!?」
「ちょっとね」
「羨ましいーっ!」
私も、阿久摩夾の態度に若干引きつつ、自分の席に座った。
生憎、アイツの席からは少し離れてる。