舞い降りた天使と悪魔
(( Side/Chika ))
「「さよーならー」」
別れの挨拶と共にガタガタと騒がしい音が鳴り響く。
「やーっと終わったー」
輝が大声で叫び出す。
直ぐさま、私の元に来た。
例えるなら‥‥‥‥‥
「犬だな」
「は?早く帰ろうぜ」
私も必要な物をかばんの中に詰め込み、辺りを見回した。
いるのは、数人の生徒と私達と‥‥
天使くんに阿久摩くん。
「疲れたんなら、チョコやろうか?」
「っ!?阿久摩っ!」
輝の背後には可愛い包み紙を持った阿久摩くんがいた。