舞い降りた天使と悪魔

るーを眉間にシワを寄せながら睨みつける阿久摩くん。



「るー‥?」



一体どういう事なの?

何で阿久摩くんがるーの事を知ってるの?
天界?派遣?



「ごめん、知香。
私は天使悠黎と同じ〝十二支天〟のメンバーなの」


「十二支天‥?」



何それ‥聞いてないよ、そんなの。
私の頭は混沌の渦だった。



「天野瑠子‥
邪魔するなら殺すぜ‥?」


「望むところよ」



るーの背中から、いつか見た悠黎と同じ純白の翼。
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