シャープペンシル
拓を待っている間、私は一大決心をした。
それは、今の私の悩みを拓に打ち明けるということ・・・。
私には夏から付き合っている彼、龍がいた。その彼のことを私は優しくて大好きだった。毎日メールも電話もしてくれたし、たくさん遊びにも行った。その彼が本性を出し始めたのは秋ごろだった。
週に1回の会う日に、私は10分遅刻してしまった。遅刻魔のわたしにとって10分はとても短かったのだが、めずらしく彼が怒っていた。
今までは10分遅刻したって、わたしが「ごめんね?」と言えば笑って許してくれていた。その優しさが私は好きだった。
ところが今回は何度謝っても許してくれなくて、私はだんだん腹が立ってきた。
「いつもは許してくれるのになんでそんなに怒ってるわけ!?たった10分しか遅れてないじゃん!」
「はぁ!?遅れていいと思ってんのかよ!」
ビックリした。こんなにも怒っているところは見たことがなかったし、こんなに怖いと思っていなかった。
何も言わなくなった私に、彼は突然キスをしてきた。
「!?」
わけがわからない私に彼は、さっきとはまるで別人のような顔をして
「怒ってごめんな?嫌いにならないでくれよ・・・。」
と言った。
なんとなく引っかかったものの、遅れた私も悪かったのであやふやにごまかした。
ところが、その日を堺に楽しかった毎日がだんだんと崩れ始めていった・・・。
それは、今の私の悩みを拓に打ち明けるということ・・・。
私には夏から付き合っている彼、龍がいた。その彼のことを私は優しくて大好きだった。毎日メールも電話もしてくれたし、たくさん遊びにも行った。その彼が本性を出し始めたのは秋ごろだった。
週に1回の会う日に、私は10分遅刻してしまった。遅刻魔のわたしにとって10分はとても短かったのだが、めずらしく彼が怒っていた。
今までは10分遅刻したって、わたしが「ごめんね?」と言えば笑って許してくれていた。その優しさが私は好きだった。
ところが今回は何度謝っても許してくれなくて、私はだんだん腹が立ってきた。
「いつもは許してくれるのになんでそんなに怒ってるわけ!?たった10分しか遅れてないじゃん!」
「はぁ!?遅れていいと思ってんのかよ!」
ビックリした。こんなにも怒っているところは見たことがなかったし、こんなに怖いと思っていなかった。
何も言わなくなった私に、彼は突然キスをしてきた。
「!?」
わけがわからない私に彼は、さっきとはまるで別人のような顔をして
「怒ってごめんな?嫌いにならないでくれよ・・・。」
と言った。
なんとなく引っかかったものの、遅れた私も悪かったのであやふやにごまかした。
ところが、その日を堺に楽しかった毎日がだんだんと崩れ始めていった・・・。