シャープペンシル
外は涼しくて、殴られた場所や泣いた顔が冷やされて気持ちがよかった。

そしていつものブランコに座る。

もぅ何もかもどうでも良くなってきて、ただ何もせずぼーっとしていた。
 
 
 
しばらくすると、後ろから足音が聞こえてきた。

なんとなく龍じゃないかって分かってたけど、立ち上がる気力もなくてそのまま前を向いて座っていた。
すると、後ろからふわっと抱きしめられた。

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