泣きながら微笑んで
体育祭が終わり
まちにまった、修学旅行!!
行き先は東京!
「彩莉ー原宿だよー☆」
「楽しみだね!!何買おうかなー♪」
私と親友の北原愛実[きたはらまなみ]はバスの中でウキウキだ
「お前ら浮かれすぎっ」
ドキッ
まただ……。
あの時の体育祭から
私の胸がおかしくなっていた。
俊を見たり…俊が近くにいたり…俊の存在に…
とてもドキドキする。
「彩莉ー?」
「……え??あっごめん!」
「お前ウキウキすぎて寝れなかったのかよー」
「はあ?!そんな事ないー」
「まあ楽しもうぜ!」
「なあなあ!北原」
俊の親友、安藤秀[あんどうしゅう]が愛実に話かける。
「なあに?」
二人はいい感じに
話していた
コソッ
「なあなあ」
ドキッ
「なっ何」
「ここだけの話し…秀は北原が好きなんだよ」
「えっまじか!」
「俺…秀に幸せになってほしいんだわ、だから協力頼むな!」
「うん!」
この時から私と俊の
キューピッド作戦が
始まった。