私の最低な元カレ



「そうだ。まだ明るいしどっか寄ってくかぁ?」

「…………」

「……智隼…どうする?まっすぐ帰る?」

「ホテルに行きたい」



どうして、ホテルに寄ってくれないのぉ〜?


いっちゃんだって、

私の事、嫌いじゃないでしょ〜…?



「どっか食べて帰る?」

「ラブホテル!!!!」



人もちらほらいる、街中で
私は大声を出した。



「俺はそんな事は簡単にしないって」

「わかってる!!いっちゃんが本当はチャラくないのだって、知ってるもんっ!!」

「あのな…」


「私はいっちゃんが……」

ずっとずっと

初めて会ったときから、

私が一番



「好きなのにぃ〜っ!!!!」


いっちゃんはどこ見てるの…?


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