私の最低な元カレ


驚く私にむかって、天野君は平然と答える。


「そうだけど」

「どうしてっ…」


どうして新里君と天野君が。

正反対な二人だし、接点とか――…



「結構仲良いんだよね。健とは」



健……


健って、新里君の下の名前…。



―――そういえば!!


新里君と中庭で喋った時も…たしか、新里君は天野君の事、


『一弥』って呼んでいたような…。




嘘だぁ…嘘だと言ってよ…。


だって、変でしょ!!



チャラい天野君と、清潔感漂う新里君が…仲良いって。











――神様、それはナシですよ…。





< 142 / 319 >

この作品をシェア

pagetop