私の最低な元カレ


サッカー場をまっすぐ見て話す天野君。

その瞳は、しっかりとボールを追っていて…。


それだけで、




まだ天野君はサッカーが好きなんだって分かった。



――――――――――…………




『天野君っ…がんばれー!!』


初めて、天野君の練習試合を見に行った。

いつも、部活の様子を窓から眺めていただけだったけど、


晴れて彼女になれた私は、こうやって、サッカー場に来れた。




必死に走る天野君。


しっかりとボールを追う天野君。



本当に、カッコよかった。




< 146 / 319 >

この作品をシェア

pagetop