私の最低な元カレ
――藤原夢side――
「あ、ああああ…あ〜…」
「夢、どうした?」
窓を開けて“あああ〜”と言っている私を見た麻衣は、明らかに不審そうな顔をした。
「そっ、そんな顔しないでよ!今日の体育祭で放送しなきゃいけないから…喉の調子を…」
「…整えれてんの?」
「さあ…」
とうとうやってきた体育祭本番。
私は“喉の調子を――”なんて言ってるけど、ただ緊張を紛らわしているだけなのかもしれない。
ていうか、放送に喉の調子とか…。
紅白の司会でもないし、
そこまで大した役じゃないんだけど。
私はポケットの中から携帯を取りだし、受信フォルダを見返した。
《また何でも言ってよー?良いアドバイスするからっ!(笑)
体育祭かぁ。今は勉強が忙しいから無理かも〜(;_;)
またどうだったか聞かせて\(^o^)/頑張ってね!》
唯子、来れないなんて残念だなぁ。
仕方ないか。
唯子は私と違って、レベルが高い高校だしね!
私も頑張ろーっと!
「夢ー!先輩が呼んでるーっ」
丁度、窓と携帯を閉めた時。クラスの女の子が私の事を呼んだ。
そして廊下を見てみると…
「き、北住先輩…」
怖い顔をした先輩がたっていた。
先輩って…メガネかけてるから、余計に怖いんだよなぁ。
「藤原さん、ちょっと」
「…はい」
「あ、ああああ…あ〜…」
「夢、どうした?」
窓を開けて“あああ〜”と言っている私を見た麻衣は、明らかに不審そうな顔をした。
「そっ、そんな顔しないでよ!今日の体育祭で放送しなきゃいけないから…喉の調子を…」
「…整えれてんの?」
「さあ…」
とうとうやってきた体育祭本番。
私は“喉の調子を――”なんて言ってるけど、ただ緊張を紛らわしているだけなのかもしれない。
ていうか、放送に喉の調子とか…。
紅白の司会でもないし、
そこまで大した役じゃないんだけど。
私はポケットの中から携帯を取りだし、受信フォルダを見返した。
《また何でも言ってよー?良いアドバイスするからっ!(笑)
体育祭かぁ。今は勉強が忙しいから無理かも〜(;_;)
またどうだったか聞かせて\(^o^)/頑張ってね!》
唯子、来れないなんて残念だなぁ。
仕方ないか。
唯子は私と違って、レベルが高い高校だしね!
私も頑張ろーっと!
「夢ー!先輩が呼んでるーっ」
丁度、窓と携帯を閉めた時。クラスの女の子が私の事を呼んだ。
そして廊下を見てみると…
「き、北住先輩…」
怖い顔をした先輩がたっていた。
先輩って…メガネかけてるから、余計に怖いんだよなぁ。
「藤原さん、ちょっと」
「…はい」