私の最低な元カレ
色々ごちゃごちゃ
『今から1時35分まで、昼食休憩です。昼からの競技に出る人は1時25分までに、テント前に集まって下さい――…』
午前の私の役目は終わった。
テントの下から出たら、暑い太陽が眩しくて目を細める。
「ゆーめー!!」
前から聞こえた声に顔をあげると、お弁当を持った麻衣がこっちに手を振っていた。
「さぁさぁ食べよ!もうお腹めっちゃ減った〜!あ、夢のアナウンス良かったよっ」
「ありがと。……ごめんだけど、先に食べててくれるかな?」
「え?食べないの?」
「保健室行ってくる」
麻衣はそれを聞くと、少し間を開けてから、
「あ〜!」
と言ってニヤニヤした。
「天野一弥ねぇ?また倒れてたもんね〜」
「……い、行ってくる!」
恥ずかしかったけど、間違ってないから否定も出来ず…。
私は走って保健室へ向かった。