私の最低な元カレ
ありえない。
どうしよう。
なんでこうも、悩むことが立て続けに起こるわけ?
天野君のこと。
新里君のこと。
…麻衣のこと。
「あーもう嫌っ……消えたい~…」
オシャレなカフェに、私の声がゆっくり消えて行った。
「そういう時もあるよ」
私の目の前の席に座り、
コーヒーに砂糖を入れて溶かす唯子。
「今、すっごく不幸だよ。私」
「そうだね。」
そうだねって…
否定くらいしてよ~…。
まぁ、当たってるから仕方ないんだけど。