私の最低な元カレ
「今度ゆっくり話してみたら?夢の友達になら、夢の過去を言ってみても良いんじゃない?……まあ夢が決めることだけどー」
「うん。……話してみるよ、麻衣に」
「ん!!人に自分の嫌な過去を話すのはかなり勇気がいることだと思うけど、頑張れ」
「ありがと、唯子」
本当、唯子にはお世話になってばかりだなあ…。
しみじみ感謝したよ―――……
「おいおいおい」
「…へ?」
「まだ礼は早いよ。今度は新里君の事でしょう?」
「…………あー…」
新里君。
…新里君。
新里君!!!!?
そ、そうだ!!
私、新里君に…新里君に…っ!!
「こっ、こくっ…告白……された」