私の最低な元カレ
だけど――――……
「まあ、“なーんて”って言われたけどね!!」
「え?」
「……作り話だったみたい。全部。冗談だったんだって」
「な、に…それ――――……」
大体を話し終わった後、唯子は唖然とする。
そんな唯子を見て、“やっぱその反応だよね”なんて思いながら
メロンソーダーを飲もうとした時、
私がもたれていた椅子が、グイッと引っ張られた。
「っ」
驚いて、すぐに後ろを振り向くと、さっき私を睨んでいた女子高生がなぜかジーッと見ている。
「…………」
へ?
……な、なに…っ!?
あまりの鋭い目に、完全にビビッてる私。
お、おおお大声だしてないよね!?