私の最低な元カレ
「…中2の時さ、天野一弥って奴いた…じゃん?」
『ん?あぁ~!いたって…夢の彼氏だったよね?」
「いや!もうそれは言わないで…」
『あ、ご、ごめん。そうだったね。それで?天野がなに?』
「…あいつ…田舎に転校したよね?」
『うん。たしかそうだったね』
「それなのにね…私の学校にいるんだけど…」
今日知った。
約10時間前に知った事実…。
『うっそー!そうなんだ!』
「どうしよう…」
『え?』
「私どうしたらいい?わざわざあいつが来なさそうな学校を選んだのに!」
私は心の底から叫んだ。