私の最低な元カレ


「われ夢ちゃん?」


わ、われ…っ!?


ていうか……


「なんで私の、名前…っ」


「やっぱ夢ちゃんか!?」


「は、はいっ?」



なまった声を出すギャルは、私の顔を真剣に見て

口元が緩んでいく。



「すげえ!奇跡だ!」



大きな声でそういって、私の手を握った。



な、なに!!!??




< 232 / 319 >

この作品をシェア

pagetop