私の最低な元カレ
―ブフッ
向かい側に座っていた唯子が
飲んでいたコーヒーを思い切り吹き出した。
「ちょ、唯子っ」
「あはは!!そっちの子大丈夫?」
「ご、ごめ…っ!!ビックリ……しちゃって」
たしかに。
私もメロンソーダー飲んでたら吹き出してた。
もうギャグ漫画に出て来そうな勢いで吹いてたよ。
……それくらい、衝撃的。
「これ、つこていいよ」
ギャルの子は唯子の傍に行ってハンカチを渡す。
「あ、すいません。ありがとう」
「いいよ~」
その姿を私はボーッと見ていたんだ。