私の最低な元カレ


「愛子!!もう自由時間終わっじゃって~」


「は!?はよね?もちっと夢ちゃんつ喋りたかっちょったけんどん」



何を話してるのか大体しか分からない内容を

私と唯子はしばらく聞いていた。



「夢ちゃん」


ビクッ

突然かけられた声に、
あからさまに反応してしまった。



「ウチ、愛子って言うの。またメールすっかい覚えておいてね」


愛子ちゃんか…。


「うん…っ!わかった」



愛子ちゃんは、私が天野君の元カノだって

知ってるのかな?



「じゃーねえ!」


元気よく手を振って
店と出て行った愛子ちゃんたち。




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