私の最低な元カレ
「―――――ちや」
「……」
「おいっ、一弥!」
「っあ!ごめん」
あ、そうだ……。
保健室での事を思い出してしまっていた。
俺の事を心配そうに覗き込む千秋に
軽く笑っといた。
「ボーッとして。やっぱり何かあったんだな~?」
「大丈夫だってー。たぶん寝不足だわ!」
「なんだよ~。心配させんなよっ」
ノリで軽く、体当たりしてくる千秋。
「はは!ごめんごめんー」
悩み事って
本当尽きねぇよな~。