私の最低な元カレ
『天野くん、カッコ良い…』
窓に頬杖をついて
グラウンドで部活をしている
天野一弥をただジッとニヤニヤしながら
見つめる私。
サッカー部で、
誰よりも頑張って練習にとりくんで
誰よりも輝いてた。
そんな天野くんが大好き。
でも、天野君には一つ年上の彼女がいて
だから見てるだけで良いって思ってた。
だけど、ある日。
“天野が先輩にビンタされてフられてた!”
という噂を聞いた私は
“チャンスだ!”って思って……
『あ、天野くん…!実は…ずっと前から好きでした!もしよかったら付き合ってください!』
その場の勢いで告白した。