私の最低な元カレ
黙ったままの私。
「…あ~そう!!じゃあもうジュースはいらないね」
「あ~!嘘嘘嘘!今の麻衣も十分可愛いって!」
「お世辞なんていらないわよ」
ジュースを隠そうとする麻衣の手をどけて、
私はすばやくジュースをうばった。
「あ!」
「のど乾いてたんだよね。さっそくいただきまーす」
一気にゴクゴクとジュースを喉へ流し込む。
あ~!
潤った!
「はぁ。ったく~…。ま!冗談もここまでにして、真剣な話しよっか」
「…だね!」
いつもみたいな冗談の言い合いだから、緊張というものを忘れていたけど…
真剣な話ってなると、
…緊張してきちゃった。