私の最低な元カレ


私はアワアワしながら

立ちあがって

教科書を急いで

ペラペラめくって場所を必死に探す。


だけど、先生の話を聞いてなかった

私はどこかサッパリわからず


ただ目を動かしていた。


「ゆーめっ夢!」

その時、

小さな声で私を呼ぶ麻衣が。

麻衣とは席が二つ空いた隣。


こんなときに何!?


「85…85ページっ」

口にくわえて、手の動作で

8と5を示す麻衣。


85ページってこと?


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