私の最低な元カレ
……
「うぇっ…うぅっ」
「ちょっ!夢!吐くなよ?!吐くなよ?!」
麻衣が一生懸命背中をさすってくれるけど
ポテトチップスやポッキーやら…
全部が口から床へ落ちそう…。
「ごめん…だ、だい…だいじょぶぇっ…」
「ほらみてみー!言わんこっちゃない~…」
麻衣に続いて他の皆も心配して声をかけてくれる。
「夢だいじょうぶ~?」
「夢ちゃんトイレ行ってきなよぉ」
「う、いや…ちょっと外に散歩してくる…」
皆が心配してくれる中、私は立ちあがって
のそりと自分の家から外へ出た。
下から自分の部屋を見上げてみると、
明りがついていて皆楽しそうに騒いでいる。
すると、麻衣が窓から顔を出して大声で言った。
「夢ー!あんまり遠く行くなよー!危ないからぁー!」
「うーん!ありがとぉ」
私は麻衣に大きく手を振って
フラフラとコンビニへ向かうことにした。