私の最低な元カレ


もうすっかり

顔を隠すために猫背になっていた私。




―ドンッ



「きゃ!?」



そして、運悪く、誰かにぶつかってしまった。


いったぁ~…




私は当たった頭を撫でながら、謝る。



「すいませ…」


「あ…」


「…あ?」



上からふってきた低い声に頭をあげる…と。



「……あ!?」

「おっすー」


フラッと私の体が揺らついた。




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