私の最低な元カレ
―藤原夢side―
自然と、瞼が上がって目を開ける。
「……」
一瞬、ココがどこか分からなかったけど、すぐに自分の部屋だと分かった。
あれ?
でもどうして私、ベッドに寝てるんだろう?
たしか…
天野君とファミレスでイチゴアイスを食べて…
オレンジジュースを飲んで……
オレンジジュース!!?
すぐに私は起き上がる。
というか、飛び起きた。
キョロキョロと周りを見渡すが、誰もいない。
……どうしよう、私…全く覚えてないよ!!