私の最低な元カレ
俺は足をのばしながら答える。
「違うよ」
「えー?本当かよ?だってわざわざ自主練止めて行くもんか?」
「彼女じゃないけど、わざわざ自主練止めてまで行きたい存在って…他にもいるでしょ?」
俺が目を伏せながらそう言うと、尚は意味がわかったのか、
驚いた表情をした。
「ま、さか…お前片想いかよ!?」
驚いてるのか、ちょっとバカにしてるような口調でいう尚。
「…声デカすぎ」
俺は恥ずかしくなって、下を向く。
だって他のメンバーがこっち見てるし…。