左薬指にシルバーリングを




少しずつ、少しずつ。
君が弱っていく。


愛しい君が、遠くなる。



嫌だ…
嫌なのに、俺は…
なにも出来なくて、
情けなくて、
どうしようもない。



ただ、君に隠れて
シルバーリングをぎゅっと握りながら泣くだけなんだ。





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