★バージンロードは彼と★
猛が家に駆けつけた

あれこれしてる間に26日に日付は変わっていた

「音緒だいじょぶか? 車乗れるか?」

やけに陣痛きてるから優しい猛

「うん ん!ハーハー」

急いで車に乗ってでかい近くにある産婦人科に行った

「大丈夫?櫻井さん今診察するからねー」

意識がするのに精一杯なあたし

「あぁ もう産まれるね 子宮口が8㌢も空いてるもの」

「何㌢になれば産めるんですか?」

「10㌢あれば産めるは」

あたしは猛の手をちぎれるかって位握っていた

15分ごとに先生は見てくれて

病院について45分後

「あらもう産まれるわ 10㌢弱空いてるから 分娩室に行きましょ
 動けるから?」

「はい」

「旦那さん 連れてきてちょうだい」

「はい わかりました」

猛が分娩室まで連れてきてくれた

猛は血が嫌いだけど特別な日だからって立ち会ってくれた

看護師さんが

「じゃー櫻井さん ひーひーひーって息はいて」

「ひーひーひー」

猛も一緒にやってくれる

「はい 息んでー」

「うぅーーーーーーーーー」

これを5回続け約45分のスピード出産

「櫻井さん 男の子ですよー」

5月26日1:25 2680gの 次期桂木家長男 桂木 裕が産まれた

「よく頑張ったな 音緒」

笑うあたしに猛は頭を撫でてくれた

その日の朝 猛が婚姻届を持ってきた

手が震えながら

「櫻井 音緒」と最後の櫻井とかいてあたしは

「桂木 音緒」になった

もちろんそのとき裕の出生届もだした

書いたのは猛 

「震えるなー」

「んふふw」

「何笑ってるんだよ」

「そんな猛あんまりみれないと思って」

裕も

「桂木 裕」と名前になってるw

退院後の戸籍の紙をみて興奮するあたし

明後日は猛と新しい部屋で生活する日

だから裕をオンブしながら荷造りするあたし



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