***
◎第一章



春、桜の舞う季節――








「よし。」



私は鏡の前で自分の姿を確認する。



今日から高校2年生。





「ひなこー遅刻するわよ」



「はいはーい」







…お父さん、



私高校2年生になったよ。


いつも、見守ってくれてありがとう。



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