愛たい

そんな陸の背中に大きく手を降りながら、

「ラッキー♪」

と呟いた。

そんな俺の言葉に不思議に思った深帆は目を見開かせ俺を見る。

そんな深帆を引き寄せ耳元で、

「日曜、デートしない?」

と呟いた。

顔を離し深帆を見ると、深帆の顔はみるみる赤くなっていく。

だけど深帆は照れながらも顔を縦に動かした。

昼休み終了を知らせるチャイムが鳴り、

「後で、メールする!」

と言い、急いで教室に入った。

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