愛たい
不自然で似合わないけど俺のために、って思うと嬉しかった。
だから、そんな深帆が愛しくてついつい意地悪してしまう俺が居る。
「似合わない」
と言うと深帆は凄い悲しい顔をして俯いてしまった。
そんな、素直すぎる深帆は凄い可愛い。
「俺は、ありのままの深帆が好きなんだから♪俺のために頑張ってくれたのはすげぇ嬉しいけど!」
すると深帆は満面の笑みで俺を見て、必死に頷く。
俺はそんな深帆の手を握り歩き出した。