愛たい

時が経つと共に意識が薄れゆく。

俺は自分でも驚くほどに体中から汗を流していた。
頭にかいた汗が頬を伝わり机の上に垂れ落ちる。



次第に息も荒くなり意識も遠のく。

結衣と陸の俺の名前を呼ぶ声さえ遠くに感じる。


途端、視界が真っ暗になり俺は椅子から床に転げ落ちるように倒れた。





クラスメイトの悲鳴が遠くから聞こえた。

< 158 / 165 >

この作品をシェア

pagetop