愛たい
四話 痛い胸
とうとう俺は、午前中の授業をサボってしまった。
……流石にヤバイよな。
内申だってテストの点だって授業をサボった回数だってヤバイのに。
レポート何枚、書けばいいんだろう。
そんな重いことを考えながら俺は食堂前にある自販機へと向かった。
つか俺、目腫れてないかな?
んま、大丈夫か。
自販機に着けば、ほとんどが売り切れだった。
俺のお気に入りのホットケーキジュースも無い。
仕方なく俺は葡萄ジュースを買った。
「あ、ハル」
と聞こえ振り向けば、そこには陸が居た。