愛たい
昼休みを知らせるチャイムと同時に俺は売店へと向かった。
午前中の授業全部サボるつもりは無かったけど時間が過ぎてしまった。
俺はカレーパンとオレンジジュースを持ちレジに並んだ。
前に結衣が並んでいたのは並んでから気づいた。
俺と目があった結衣は急いで目を反らした。
何だよ、結衣まで。
何て心の中で拗ねる。
…何だよ、俺。
結衣に嫌われたら諦めつくじゃん。
何で嫌われることを嫌がるんだよ。
本当に、馬鹿だよな。
カレーパンとオレンジジュースを持ち再び屋上に向かった。