愛たい

ガラッ、とドアを開けたと同時にクラスメートの奴らが俺を見る。

その中には陸と結衣も居た。

周りの奴らの視線を無視して先生を見ると、またかと言うような呆れた顔で俺を見る。

俺は、そんな先生の視線を吹っ切って自分の席に着いた。

俺は教科書を広げることもなく机に俯せた。

太陽が俺を照りつける。

やっぱり悪魔の席は暑くて地獄みたいだ。

周りの奴らが涼しそうにしているのを横目に俺は眠りについた。

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