愛たい
バキッ
と痛々しい音が教室に響くと共に俺は勢いよく床に倒れた。
と共に頬に激痛が走る。
陸は倒れた俺を思い切り睨み、床に力なく座って居る結衣を優しく抱き抱えた。
陸は優しく結衣を抱き締めながら殺意のある目で俺を睨む。
恐ろしいほど静かな教室に響き渡る結衣の泣き声。
俺の一番恐れたいた光景。
結局、俺は何一つ得ることが出来なかった。
寧ろ結衣と陸を失った。
大事で大切な
二人を失った。
俺は大きな過ちを犯したんだ…。