彼女の言い訳。
『扉が閉まります。ご注意ください。
…プシューっっ
バタンっ…』
2駅が過ぎても
何故か今日は
眠れなかった…
「…まぁいいか~
あんまり移動してないけど
降~りよっ!」
…私は
たったの3駅目で降りることにした。
「…わぁっ!
めっちゃ駅広い~!!
…ってか
この駅初めてだ!」
初めての駅に来たのは
久しぶりだった…
…いつも2度目とか3度目が多いから。
1人で興奮してると…
――…ゴン
「イッタァ!」
思わず頭を抑えてしゃがみ込む…
そして、
顔を上げると
意外な人物が立っていた…
『ようっ!』
「…ムッ!村本豊夏!」
『…んだよ。つか、何してんの?』
「………。(見てわかる通り無視。)」
『無視すんなよ!
そんなんだから色々言われんだぞ?!』
…う゛(泣)
『聞いてる?それとも日本語知らない?』
…さすがに
ムカッと来た私は思わず反抗する。
「うるさい…。ソッチこそ何してるわけ?」
『…今から家帰るの。お前は?』
「…趣味。
…自分がすんでない町を歩くの。」
『へ~!だからあんなに騒いでたんだ♪』
「…ナッ///
ホットイテクダサイ///」
『…な~んか
お前、キャラ違うな!
今日のが
かわいいじゃん!』
「……//」
『…何?照れてんの?』
「~////照れてない!!!」
『つか、お前、
今暇だったら俺の相手してよ。』
「え…?」
『簡単に言うと!
…俺んち来る?
…恥ずかしい話、
俺さ、
今さっき、
彼女に振られたの。
だから、暇。
お前はどうせ暇だろ?
慰めてよ。』