私は塾の先生に恋をした。


「テスト始めっから席着け〜!1番遅い奴はバク転!!」

いきなりアカがテスト用紙を持って教室に入って来た。

「え!!」


そう言葉を発した時には、人数の少ない全3年生徒は、自分の席に静かに座っていた。


「小崎、バク転」

「…」

「ほら、こーさーき−」

「……」

「早く−」

「…あの、でんぐり返しで…勘弁してください…」




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