あたしと不良の物語




二人は頭を下げた。



「ごめんね、梨亜ちゃん…!」


「二人とも…」



あたしは二人に近づいた。



「もう顔上げて!」


「梨亜ちゃん…」


「もういいし、それにあたしはつらくなんかない!」



二人は顔を上げて笑った。



「おい、手伝うならさっさとしろ」


「圭都!」



圭都が壁に寄っ掛かって立っていた。





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