あたしと不良の物語




「バイト?」


「いや、俺なんか行ったって意味ないし…」



しかしあたしは圭都の腕を掴んだ。


離されないように強く掴んだ。



「圭都が責任者だからここまで来れたんだよ!」


「…」


「それに…、あたしも圭都のおかげで高校入って初めて行事楽しいって思えた!」



すると圭都はあたしが掴んだ腕を振り払った。



「…どこまで行くんだよ」




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