あたしと不良の物語




「…んじゃ俺これで帰る」


「ええ!?」



倉持くんはあたしが買ってきた靴に履き替えた。


見た感じ確かにぶかぶかだった。



「俺の靴履いてさっさと帰れ」


「あ…」



倉持くんはプールから去った。


あたしはぽつんと残された。



「…まぁいいか」




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