あたしと不良の物語



「圭都は確かに悪さばかりしてるかもしれません、でもあたしにとって圭都は大切な存在です」


「お前…」


「それと…」



あたしは圭都のお父さんを睨みつけた。



「ゴミじゃなくて圭都です、ちゃんと名前があるんだから」


「ふん!いつか後悔するぞ!」



圭都のお父さんはあたしたちに背を向けた。



「圭都、あたしはお前を一生許さないからな」





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