あたしと不良の物語





「おい、細谷」



圭都の声は怒ってるように聞こえた。


あたしは初めて聞いたかもしれない。



「いい加減にしろ、こんな女いじめて何が楽しい?」


「ちょ…」



するとまわりはざわめいた。



「こら倉持、なんてことを言う!細谷がそんなことするわけ…」


「てめーらもてめーらだ!!」



圭都はさらに怒る。





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