幼なじみ
今日もリビングには、ニュース番組の
映ってるテレビと、会話をしながら
朝ごはんを食べているパパとお兄ちゃん。
隣のキッチンで、フライパンを洗ってるママ。
「おはよ。愛美!」
私に気付いたお兄ちゃんが、
私を見てにっこり微笑む。
「おはよう。」
と返してから、
鞄をソファにおいて、お兄ちゃんの
隣に座り、準備された朝ごはんを食べる。
ごはんを食べながら、パパとお兄ちゃんの
会話に混ざり、ごはんを食べ終えて、
自分とパパの弁当を作ってから、
仕事へ向かうパパの車で高校に向かう。
学校に着くのは、8時15分。
この高校は8時50分だから、
いつも余裕の登校。
この高校の部活は、1年生は朝練がなくて、
1年生は2年生や3年生よりも遅めの登校。
教室に着けば、漫画を読みながら
うとうとしてる親友の工藤 唯(クドウ ユイ)。
唯は、小学生のときからの親友で、
お互いの事は何でも知ってるって
言ってもいいくらい大の仲良しだ。