先生と私。
*柚羅side*
「はぁ~…。
悠史、あんたの相手って
ちょー疲れる…。」
「…っはぁ!?
お、俺は、お前がなんかっ…
落ち込んでたから…っ」
「うわ~、いらない気遣い。」
「ひ、ひでぇ!!」
「私は元気…だから大丈夫。
あんたが変な気使わなくていいよっ!」
「…///お、おう。」
悠史は励ましてくれていた。
去年のハイテンションな
私と違ったから。
まぁ健斗先輩のおかげもあって
立ち直りかけ。
「お前マジかよ~。」
あ、健斗先輩。
「あんなに2年の時から
あのゆ、柚羅?って子好きだったのに、
すぐ縁切んのかよ~」
「しょうがねぇんだよ。
俺のこと好きじゃないのに
一緒にいても辛いし。」
「顔いいんだし、
遊べば?女で気ままにさ♪」
「んなことしねぇよ。
女がかわいそうだろ…。」
私のことをしゃべっていた。
初めは軽い人だと思ってた。
初めて会ったのに、
気に入った、付き合おう
なんて軽すぎる。
でも健斗先輩は2年の時から
想っていてくれたんだね…。
ごめんなさい、先輩。