先生と私。
動き始めた心。
*瞬side*








あの日以来
まともにしゃべってないな。





健斗と付き合っちゃうなんて
予想外だった。

ずっと俺だけを
愛してくれると思っていた。
俺が裏切らなければよかったのか…。







まぁどうであれ、
俺は自分のために
柚羅を傷つけた。
…ごめんな。













「あははっ!
何それぇ~?」
「だってね…っ!
敦史がね~…。
家に他の女連れ込んでたんだもん!!」
「うわーぁ。最悪。」
「ま、付き合えるだけマシと思えば…ね?」
「そうだねぇ…。」









柚羅の声が聞こえたが
今の話の“付き合えるだけマシ”
が自分の話か…と思った。










…自意識過剰!!


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