炎龍~暖かい奴等~


「花音、何でだよ?!炎妃だぞ炎妃!!その辺の女がなりたくてもなれない、あの炎妃だぞ?!!」

いやー、だから宇宙......私、炎妃知らないって言ったよね??


「あの炎妃って言われてもな...。」


あの、っていうところがいまいちわかんないんだけど。

「花音、炎妃っていうのは女の憧れなんだよ??」

「へぇー、そうなんだ。」

「"そうなんだ"って...もっと反応しろよ...。」


え、他にどう反応しろと!?というか、

「私パスって言ったじゃん!!」

反応する以前の問題でしょ!!!



「何で嫌なの??」

「えぇ...そこまで守ってもらわなくても大丈夫だもん。それにこの先、もしも他に皆が気に入る女の子がいても姫にできないんだよ??姫は1人でしょ??」

「いや、たぶんこの先そんな女いないと思うな。」

朔夜...言いきるなよ!私の説得がぁ!!!


「...もし姫にならないと守らないっていうなら、守らなくてもいいよ。私が東雲にいるって情報を言わないでくれたら、それだけで充分★」


よし、言いきったぁ!!
これで大丈夫でしょ★



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