炎龍~暖かい奴等~
お、今度は短髪の青頭君。青、派手だねー★
「ここには女嫌いの奴等も、女のことをよく思ってない奴等もたくさんいます。」
ん??女嫌いと、女のことをよく思っていないってほぼ意味一緒だよね??
...なーんて口に出せる雰囲気じゃなかったので、私はおとなしく彼の話を聞くことにした。
「そいつらが嫌な思いをすると思うし、第一その女も炎龍にちやほやされたいだけじゃないんスか??その辺の追っかけ女達と一緒スよ。」
青頭君が軽く馬鹿にしたように笑うと、青頭君の周りの奴等も笑いだした。
...やばい、キレそう。
「...私は違うんだけどなー...。」
そう呟くと、そいつ等には聞こえてたらしい。
「じゃあ証明してみせろよ。...ハッ、できねぇよな。女なんて自分の身も守れねぇんだし。」
そいつ等はまだ笑っている。そして私も笑った。
「じゃあ勝負しよーよ。」