炎龍~暖かい奴等~
みんなは息を整えつつ、ソファーに座った。
「...花音のことというのは??」
うわぁ、初めて朔夜さんに呼び捨てされた!!ドキドキする★
「あぁ。こいつを南雲、いや氷狼の5人から守ってほしい。」
「気になってたんだけど、なんで花音は南雲じゃなくて東雲に来たんですか??しかも5人から守るってなんで??」
その通り、普通はそう思うよね。でも神楽、うちの兄弟達に普通は通用しないよ...。
「こいつ今まで留学しててな。帰国することになったんだけど、あの5人は花音を末っ子だからなのか溺愛してるんだ。その5人と同じ学校にいたら休む間もない。だけど違う学校に行ったと知ったら5人も追ってくる。だから花音は5人に内緒で帰国したんだ。」
「へぇ、でもなんでここに??」
「普通の学校にいたらいつ情報が漏れるかわからねぇ。だからあえて、氷狼と敵対してるここに来たんだ。ここには俺と春樹も居るしな。でもお前等一週間ぐらい前にあいつ等と同盟組んだだろ??だからあいつ等にバレないように守ってほしいんだ。」
りっちゃん凄い!!珍しく尊敬した!!
(りっちゃんごめん!!)
でも炎龍のみんなはなんて言うかな...??
「...いいッスよ。」
「...へ??」