again ~あなたと再び歩みを進めるために~



『竜とお見舞いに行って帰る時にね、美優に゛何かしてほしいことある?″って聞いたの。』

「うん。」

『そしたら、美優が゛峰木と別れて。″って言ったの。その後ちょっとした言い合いみたいになっちゃって、竜が私のこと庇ってくれたんだけど、美優が゛私はずっと峰木の事が好きだった。あかりだって気付いてたんでしょ?″って言われて…。確かに…私、気付いてた…美優は竜の事好きなんじゃないのかなって…。それからまた言い合いになっちゃって美優が言ったの。゛私がこんな体になったのは2人が悪いんだよ!私はあかりを助けた峰木を助けてこうなったの!私は目も見えない、歩けない…何もかも人の手を借りなくちゃいけなくなった!だから峰木は私の傍にいなきゃいけないの!!″って…。
本当の事だったから何も言えなくて…それで…』



私はあの時の事を思い出してしまって、先が言えなくなってしまった。





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